2022/04/30 16:30

Abu【Ambassadeur 2500C】用 ベアリングSETが、ULCUS社より届きました!


前回のブログの最終サンプルで「すぐに完成!」と簡単に考えていましたが・・・苦労しました。。。

最終サンプルベアリングは「純正サイズ」に合わせてポン付けできるようにしました。
しかしこれが思わぬ「悪い結果」に・・・(-_-;)
卓上の数値では回転数が上がっていたのでかなり期待したのですが、実際スプールに取り付けてルアーをキャストしてみると・・・「飛びがイマイチ」。
明らかに「初回サンプル」のほうが回転が軽いし良くルアーが飛ぶ。

これはなぜ?

検証の結果、純正サイズに厚みを持たせたことで【ベアリングの重量が増し、回転が重くなって初速が落ちた】模様。
止まっているものを回し始めるには最初「チカラ」が必要。重い物を回し始めるには「大きい力」が必要で、逆に軽い物を回し始めるには「小さい力」でよい。
しかし回り始めると、重い物は遠心力が大きくなるので良く回り、軽い物は遠心力が小さくすぐ止まる。
一見、重いほう(最終サンプル)が良く回ってるように見えたが、これが落とし穴でした。。。(卓上で回転持続時間が長い理由が分かった)
渓流ルアーは非常に小さく軽い。これを思いっきりロッドを振ってキャストしてもなかなか大きな慣性力は得られない。
慣性力が得られないと遠心力も生まれないので、重い物は回し難くなる・・・のである。
スプールを軽くするのと同様【ベアリングも軽くすることが飛距離アップ】・・・だったようです。

★上の写真のように改造をして、スプールシャフトにベアリングを装着されてる方はベアリングの軽量化は効果覿面(こうかてきめん)のようです★

初回サンプルは薄くて軽いが交換時「スペーサーを入れて厚みを合わせる」という煩わしさはありました。
その煩わしさを解消するため、厚みをつけてサイズを合わせた最終サンプル。
どちらを採用するか?・・・悩んだ結果、初回サンプルの「薄く軽いベアリング(UC1153)」を採用しました。
渓流域では、思いっきりロッドを振れない場所も多いので、小さい振りでキャストできないと意味が無いし、フラストレーションを感じる。やっぱり気持ち良くキャストできるほうがいいですからね!

このベアリングをテストしていただいた方からも「UC1153のほうが実際使って気持ちよくキャストできる!」と報告をいただきました。


せっかくスプールや他のパーツを「軽量・高回転」仕様になってるならぜひこの『UC1153set』ベアリングをお試しください。

ベアリング素材もステンレス製で耐久性も十分です。
そんなに高額のパーツではないので、メンテナンス交換パーツとしてもお使いいただけると思います。

これから渓流は夏に向かって「渇水時期」になります。
より軽いルアーをキャストする機会が増えると思います。
ルアーが飛ばないフラストレーションをこの【UC1153set】ベアリングで解消してください!

★このAbu【Ambassadeur用 UC1153set】ベアリングは当ネットショップのみの販売となります★